マンボウシーズン到来 1月〜3月末まで

伊東では1月〜3月までの間、マンボウが出現します。水温が20°を切り始めたころを境に出始め、15°台が最も確率が上がります。毎年年末年始に最初のマンボウが現れ以後定期的に出現。
伊東に出現するのは「マンボウ」が主。その他、ウシマンボウ、ヤリマンボウ、カクレマンボウなどマンボウと名の付くものはいくつかいますが、みられるのは「マンボウ」が主で稀に「ウシマンボウ」となります。
 
伊東で見られるマンボウの特徴
顔は先に向かいシュっとしており、舵鰭は波打つ。体色は銀や灰色が主だが個体や大きさによってマダラ模様がある。
今まで出会ってきた統計では大きな個体ほど模様が多い。
伊東では大きな個体(2m〜3m)ほど単体で、小さな個体(1.5m〜)はグループで出現することが多い。  
独特のフォルムで愛嬌のある顔が愛くるしい。
(左)2m、(中央)1.5m、(右)1m 
(左)3m〜、(中央)3m、(右)80cm 
※左画像はウシマンボウかも(頭と下あごが張り出し、舵鰭は波打たず丸い特徴に当てはまる他、かなり大きい)  
TOPの画像もそうですが、マンボウにダイバーが絡むとそれだけでなんかいい絵になる。タイミングが難しいですが。
どれも1m〜1.5mでこのサイズだとグループでの出現が多い。やはり1枚よりグループの方が絵になる。
右の個体は真白い体色だった。  

  
〜確立を上げマンボウを狙おう!〜
・大潮周り:なぜかよく出ます。
・白濁り:若干白くなっているときに多い。
・シラコダイ:クリーニングするようでたくさん集まっています。
・クラゲが多い:餌のようです。ただし、深海のイカや甲殻類、小魚等もよく食すようです。
・安全停止中:水深30m〜水面までどの水深でも見られますが、伊東では安全停止中の目撃が最も多く80%を占めます。
       特に白根南ポイントのブイ周りが有力。

※2024年1月〜3月までの大潮の日(あくまでも参考程度)
1月・・・10.11.12.24.25.26.27日
2月・・・8.9.10.11.23.24.25.26日
3月・・・9.10.11.23.24.25.26日
※確実に見れるものではないので、予めご了承ください。

  
 〜マンボウうんちく〜
・英名ではSunfish。
 水面に横たわった姿が太陽に見えることからこの名がついたようです。
・3億個の卵!!
 生みすぎですね。でもほとんど成魚になれません。大半が成長途中に食べられちゃいます。がんばれマンボウ!
・稚魚や幼魚はトゲトゲ!
 成魚とはほど遠い形です。見た目、コンゴウフグにもっと針を加えた感じです。
 どうやら食べられないように身を守る役割プラス、水の抵 抗を得るため(浮きやすく)のようです。
 成魚は浮き袋がないのですが、チビの時にはあるようです。浮遊生活の為に必要なんですかね。
・水深300m!
 深海までいくらしい。
・ジャンピング
 飛び上がるようです。体についた寄生虫をとるためとか。是非見たいです。
・水面でお昼寝!
 横たわって寝ているのか?鳥に寄生虫をとってもらうとか?深海で冷えた体を温めている?とか
 諸説いろいろありますが、謎?
 でも漁師さんいわく、流木や流れ藻などと一緒に漂っていることがあると言ってましたよ。
〜ここからは体験談〜 

・大物は単体で、小物は群れでいます。
 前には扇山ポイントで30枚、白根で20枚の群れを見ていますが、サイズは1mものばかり。
・めちゃ速い!
 追いつかないので、追わないように。体力の無駄と判明。泳ぎ負けた ガイド約1名。
・逃げるのと逃げないのが!!
 ビッグサイズはあまり逃げません。触れるほどそばまで寄れたことも 。光は当てないほうが吉。
・白根ドロップで遭遇したら!
 すぐ消えても諦めない。同じ場所に戻ってくること多い。根を一周したり、ほかのものを見たりして時間をつぶそう。
・最後まで気を抜くな!!!
 安全停止中、遭遇をあきらめかけた時、何やら後ろに気配が・・
 ダイバーの真後ろに、ドンドンドンと連なってくっついていることも。このパターン、けっこう多いです。
 まじでビビリますよ。ただし、慌てないで!あわててガーと行く
 と、一瞬でバイバイ。このパターンも多いです。

 まだまだいろいろありますが、このへんで。
 ひとつ言えることは””謎だらけ””です。
 そして、ダイバーなら一度は見たい生物の一つ!!ですよね。
以上、うんちく おしまい。。。